製品毎に規格決定

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色の特徴を知る

ある対象物の色は見た目で判定される場合が多いものですが、製品取引をする際には、お金が絡むことでもあり、客観的な評価が用いられることが多くなります。その客観的判定要素として利用されているのが色差計であり、色を数値で表すことができるという特長があります。一概に色を数値で表すといっても、人間の感覚とリンクしていなければ、扱いにくくなるため、色差計メーカーは数値と色を言葉で関連付けているのです。一般的に色差とは、色の違いを表す表現であり、比較物や標準とするものがあってこそ、はじめて成り立つものといえます。そのため、順序としては、取引時に契約を結ぶきっかけになったサンプル品の色調計測をしておき、その製品の色調基準値としたうえで製品規格を決めていくことが一般的です。そして、出来上がった製品毎に色差計を使い、製品規格に適合しているかどうかを決めていくことになります。こうした規格基準を決める場合、製品によっては、色差計で計測される色差ΔEは比較的小さいにもかかわらず、見た目に差を感じる場合もあります。これは、ある色が製品特徴を決める重要な要素である可能性もあることから、色差と合わせて、例えばa値についても基準を決めておくことで、より正確な判定をすることができます。また、色差計で測定された各要素、および色差を視覚的にとらえたいときには、空間上の点とみなすことで、理解しやすくなる点も優れたところといえます。